病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

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旧情報:平成28年診療報酬改定(2016)「7 対 1 入院基本料等の施設基準の見直し(一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の見直し)」について、影響度の調査方法(シミュレーション)を検討

※旧情報になります
※新しい情報での記事は下記リンクにて書いていますので、そちらを参照ください。

 

medical-info.hateblo.jp

 

☆注意 ☆下記記事は古い情報による旧記事です。新しく別記事を書いていますので、そちらを参照ください。

 

平成28年(2016年)診療報酬改定にて「7 対 1 入院基本料等の施設基準の見直し」を行うことが検討され、「一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の見直し」について、決定しています。
そこで、その影響度合いのシミュレーション方法を看護部とともに検討したので、ここでも報告しておきます。

【Ⅰ-1(医療機能の分化・強化/入院医療の評価)-①】
☆7 対 1 入院基本料等の施設基準の見直し
(一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の見直し)

第1 基本的な考え方

「重症度、医療・看護必要度」について、現行の基準を満たす患者以外にも、医療の必要性が高い患者も多くみられることから、手術直後の患者、救急搬送後の患者、無菌治療室での管理、認知症・せん妄の患者等を含め、急性期に密度の高い医療を必要とする状態が「重症度、医療・看護必要度」等において適切に評価されるよう、見直しを行う。

第2 具体的な内容

1.一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」について、急性期に密度の高い医療を必要とする状態が適切に評価されるよう、項目及び基準の見直しを行う。

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 上記のように、変更される方向です。

 

まずは、A項目の内容に「7-⑪無菌治療室での治療」が加わります。
血液内科病棟などをもっていて、無菌治療室がある病院では、少し有利かもしれませんが、すでに免疫抑制剤の管理の項目もありますし、どの程度有利になるのかは微妙なところです。これはあんまりじゃないかなという意見でした。
何でもないのに、無菌室へ入れるわけにはいかないでしょうから(笑)

「8救急搬送(○日間)」は、救急入院患者を多く受け入れている場合は、点がつきやすくなるかもしれません。
地域で救急入院を多く受け入れている場合は、やはり評価されるべきなので、良かったと思います。

 

B項目で「9起き上がり」と「10座位保持」が消えてしまったのですが、「14危険行動」と「15診療・療養上の指示が通じる」が加わったことで点が付きやすくなり、似たような点での評価が減って、別の評価内容は増えたのですが、実際の患者さんでみると、同程度の点をつけることになるような気がします。

以上の多少の変更はありますが、該当レベルの判断は「Aが2点以上かつ Bが3点以上」のままなので、結局、今まで通り程度な気がします。
つまり、ここまでの変更は、救急患者を多く受け入れている病院以外は、実際の割合にはさして影響が出ないような気がします。

 

しかし、今回の改定で大きく違ってくる項目があります。

それは「M項目」の追加です。
M項目で、手術からの日数によって、判断されるようになるのです。
まだ、実際の日数は決まっていませんが、手術日から近い入院は、ざっくりと言って患者さんに管がついていようがいまいが、看護が必要と判断されるようになるのです。
ある意味、当然のことなので、ようやく加わったかという気持ちではありますが、本当に良かったですよね。

 

さて、以上が、実際の判断基準の変化部分として、7対1を維持するための該当患者の割合がどう変わるか、そこが非常に問題ですね。
こうなります。

2.一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の項目の見直しに伴い、各入院料の施設基準に定められている該当患者割合要件について、見直しを行う。

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まだ、決まってないです。
ですが、25%程度になる予想もあります。
しかし、25%にしてしまうと、ほとんどの病院が厳しくなるというデータもあります。実際は20%台のどこかになるのではないでしょうか?

 

【シミュレーション方法の検討】

①テストで新しい看護必要度での評価を実施する

さて、看護部と相談した結果、今後のシミュレーションですが、電子カルテシステムとは別にエクセルのシート上で、テストデータを毎日つけてみようかということに、今のところなっています。

毎日、入院患者をエクセルのシートに落として、そこの上で、看護必要度の点数を入力してもらうのです。
そうしてシミュレーションしてもらう予定です。
M項目についても、手入力となります。2重入力となり、面倒ですが協力してもらいましょう。看護部と相談しましょう。

 

②M項目について、過去1年間さかのぼって含めた場合の看護必要度の変化をシミュレーション

他に、M項目については、過去1年間さかのぼって、M項目が増えることで、どの程度看護必要度の該当者が増えるのかを調査予定です。
手術の対象者はわかるので、そのリストと、看護必要度のリストを比較して、看護必要度の該当となっていない期間において、M項目の対象期間となる日付があるかどうかをチェックし、その期間中の看護必要度の該当患者の割合がどう変化するのかを調べる予定です。

開頭手術、開胸手術、開腹手術、骨の観血的手術、全身麻酔・脊椎麻酔の手術の各項目に対して、実施している手術がそれぞれどれに分類されるのかをまずは調べることが必要でしょう。
Ope室と検討を予定しましょう。