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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

算定できる対象患者が大幅に増える可能性も?「栄養食事指導の対象及び指導内容の拡充」平成28年度診療報酬改定(中医協)

診療報酬改定2016 病院情報 栄養科関連情報

2016年診療報酬改定の「個別改定項目について」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめてます。
今回は「栄養食事指導の対象及び指導内容の拡充」の変更について考えてみたいと思います。

栄養指導を行い、栄養食事指導料の算定のできる対象患者が大幅に増える可能性のある改定だと思います。
今まで、ある意味ボランティア的に患者さんに対応していた分について、保険点数がついたという面もあると思いますが、良かった。

【Ⅰ-3-2(医療機能の分化・強化/地域包括ケアシステムの推進)-②】栄養食事指導の対象及び指導内容の拡充

 

第1 基本的な考え方

多様な疾患の患者に対して、食事を通じた適切な栄養管理を推進する 観点から、管理栄養士が行う栄養食事指導について、以下の見直しを行う。

 

第2 具体的な内容

1.外来・入院・在宅患者訪問栄養食事指導の対象に、がん、摂食・嚥下 機能低下、低栄養の患者に対する治療食を含める。

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栄養食事指導の対象患者が、特別食を必要とする患者だけでなく、大幅に増えます。
医師が必要であると判断した場合には、栄養食事指導を行ってコストを算定できるようになるということです。

そして、なんとなんと、コストは今までの2倍となりました。
ただし、もちろんですが指導を適切に行うための要件もあります。

2.指導には長時間を要することが多く、より充実した指導を適切に評価 する観点から、外来・入院栄養食事指導料について、指導時間の要件及び点数の見直しを行う。

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今まで指導時間15分で良かったのが、初回は30分、2回目以降は20分ということになりました。少し長く丁寧に伝えることが必要ということでしょう。ですが、コストも2倍なので、ある意味でトントンというか、努力が報われるというか。ただ、実際に同じだけの件数がこなせるのでしょうか?
いやむしろさらに件数が増える可能性もあるわけですよ。今回の改定で対象患者が大幅増加の可能性も高いわけで、やっていけるのでしょうか?
管理栄養士とともに相談が必要でしょう。

さらに、在宅患者への指導方法の条件が緩和されました。

3.在宅で患者の実状に応じた有効な指導が可能となるよう、指導方法に 係る要件を緩和する。

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いままでは、実際に調理を行うことが必要だったのですが、今度からは具体的な指導で良いことになりました。だいぶ緩和されて行いやすくなったように思います。

 

以上をまとめると、この「栄養食事指導の対象及び指導内容の拡充」の改定は、今回の栄養科に関連する診療報酬改定の中では一番のトピックスであるということは間違いないでしょう。
必要時間の変更により、栄養指導の枠の変更も必要でしょうし、増加する依頼への対応も必要でしょう。
早めに栄養科と相談し、対策を考えておくことが必要でしょう。

 

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引用・参考:中央社会保険医療協議会総会審議会資料 |厚生労働省

 

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