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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

「FIM(Functional Independence Measure:機能的自立度評価法)とは?」ADL評価法の一つ

今回は、FIMについて、その概略をまとめておこうと思います。

「FIM(Functional Independence Measure:機能的自立度評価法)とは?」

 FIMとは、日本で最もよく利用されているADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)評価法の一つです。日常生活を送る基本的な動作などについての評価を行うために利用されています。

FIMでは、全18項目について7段階の点数をつけて評価を行う仕組みとなっています。

採点基準は下記になります。

介助量 内容
7 完全自立 介助なしで自立しているな状態
6 修正自立 補助具を使用しているなど、安全性の配慮が必要な状態
5 監視または準備 監視や準備、指示、促しが必要な状態。介助は10%未満
4 最小介助 多少の介助は必要だが、75%以上自分で行う状態
3 中等度介助 中等度の介助が必要な状態。50%以上75%未満自分で行う状態
2 最大介助 25%以上50%未満自分で行う状態
1 全介助 25%未満しか自分で行わない状態

評価項目については、下記になります。

運動項目

 
1.セルフケア  
①食事 食事動作。咀嚼し嚥下するまで
②整容 口腔ケア、整髪、手洗い、洗顔など
③清拭 身体を洗う、拭く動作
④更衣(上) 上半身:腰より上の更衣および義肢装具の着脱
⑤更衣(下) 下半身:腰より下の更衣および義肢装具の着脱
⑥トイレ動作 排泄前後の衣服の着脱、排泄後の清潔、生理用具の使用
2.排泄コントロール  
⑦排尿管理 排尿しても良いタイミングが管理できる。器具等の使用も含む
⑧排便管理 排便しても良いタイミングが管理できる。器具等の使用も含む
3.移乗  
⑨ベッド・椅子・車椅子 それぞれの間の移乗ができる。動作を含む
⑩トイレ 便器へ(から)の移乗ができる
⑪浴槽・シャワー 浴槽やシャワー室へ(から)の移乗ができる
4.移動  
⑫歩行・車椅子 立位であれば歩行、座位であれば車椅子での移動
⑬階段 12~14段の階段昇降ができる

認知項目

 
5.コミュニケーション  
⑭理解 聴覚または視覚によるコミュニケーションの理解
⑮表出 言語的または非言語的表現
6.社会的認知  
⑯社会的交流 他者との交流、社会的状況への順応
⑰問題解決 日常生活上での問題解決力、適切な判断能力
⑱記憶 日常生活上で必要な情報の記憶

これらの項目で126点満点にて評価を行います。
評価の目的としては、自立度と介護量を客観的に把握しやすくなること、生活を営んでいくために必要最小限の項目(日常生活動作)を出来るだけ短時間で客観的に把握することできるようになること等があげられると思います。