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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

リハビリテーションの初期・早期加算の算定が厳しくなります「初期加算、早期加算の算定要件等の見直し」平成28年診療報酬改定

診療報酬改定2016 リハビリ関連情報 病院情報

平成28年度(2016年度)診療報酬改定の「個別改定項目について」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。

リハビリテーションの初期加算、早期加算の算定要件が厳しくなります。また、起算日の考え方が変更になって、算定期間が今より減る可能性があります。

【Ⅱ-3(患者の視点等/リハビリテーションの推進)-④】初期加算、早期加算の算定要件等の見直し

第1 基本的な考え方

早期からのリハビリテーションを推進するため、疾患別リハビリテーション料の初期加算、早期リハビリテーション加算の評価を適正化する。

第2 具体的な内容

1.リハビリテーション料の初期加算、早期リハビリテーション加算の対象を、急性疾患及び急性増悪した慢性疾患に限る。疾患別リハビリテーション料における初期加算、早期リハビリテーション加算の算定起算日を見直す。

【心大血管疾患リハビリテーション料】
【脳血管疾患等リハビリテーション料】
【運動器リハビリテーション料】
【呼吸器リハビリテーション料】
注2 早期リハビリテーション加算
注3 初期加算
[算定対象]
○○○○リハビリテーション料の算定患者のうち入院中のもの(急性疾患、手術、及び慢性疾患の急性増悪等の患者に限る。)
[算定できる期間の起算日]
発症、手術若しくは急性増悪から7日目又は治療開始日のいずれか早いもの

【(新)廃用症候群リハビリテーション料】
注 早期リハビリテーション加算
[算定できる期間]
廃用症候群に先行する急性疾患等の発症、手術若しくは急性増悪又は廃用症候群の急性増悪から30日
注 初期加算
[算定できる期間]
廃用症候群に先行する急性疾患等の発症、手術若しくは急性増悪又は廃用症候群の急性増悪から14日

リハビリテーションの早期からの実施を推進するためにという名目で、早期リハビリテーション加算の算定要件が少し厳しくなってしまいました。
「急性疾患、手術、及び慢性疾患の急性増悪等の患者に限る。」となったことで、対象患者が大幅に減少する可能性があります。どの程度算定していたかを調べて、影響度合いを知っておいたほうが良いでしょう。
また、起算日が「発症、手術若しくは急性増悪から7日目又は治療開始日のいずれか早いもの」となったことで、算定できる期間が短くなる可能性もあります。残念なところです。
また、廃用症候群用のリハビリテーションができることに対応して、早期加算についても廃用症候群用のものができます。

さらに、標準算定日数に関しても変更されます。

2.疾患別リハビリテーション料について、標準的算定日数等に係る起算日を見直す。

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この変更によっても、標準算定日数が減ってしまう可能性があります。
現行では「それぞれ発症、手術又は急性増悪から」とされていたところが、「急性疾患、手術、及び慢性疾患の急性増悪等の患者はそれぞれ発症、手術又は急性増悪から」と「その他のものについては最初に診断された時点から」とになります。
この方が正しいと判断されてしまったということでしょう。

上記について、経過措置もあります。

[経過措置]

平成28年3月31日時点で脳血管疾患等リハビリテーション料(廃用症候群の場合を含む。)及び運動器リハビリテーション料を算定している者については、当該時点における算定上限日数を適用する。

 

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引用・参考:中央社会保険医療協議会総会審議会資料 |厚生労働省

 

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