病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

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平成28年度診療報酬改定「特定集中治療室等における薬剤師配置に対する評価」病棟薬剤業務実施加算2が追加となります

平成28年度(2016年度)診療報酬改定の「個別改定項目について」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。

【Ⅰ-3-2(医療機能の分化・強化/地域包括ケアシステムの推進)-①】特定集中治療室等における薬剤師配置に対する評価

第1 基本的な考え方

特定集中治療室など高度急性期医療を担う治療室等においてチーム医療を推進する観点から、薬剤関連業務を実施するために治療室内に薬剤師を配置している場合を評価する。併せて、救命救急入院料等における薬剤管理指導に対する評価の見直しを行う。

第2 具体的な内容

1.特定集中治療室管理料等における薬剤師の配置を、病棟薬剤業務実施加算において評価する。

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「病棟薬剤業務実施加算1(週1回)100点」の算定のための要件や施設基準については書いていないのですけど、点数にも変化がないため現状と変更がないということでしょう。つまり今までと変化ないということです。
今回の改定で「病棟薬剤業務実施加算2(1日につき)80点」を算定できるようになるのですが、それについては、要件と施設基準が追加となっています。
専任の薬剤師が算定を行う治療室等に配置されており、1週間に20時間以上病棟薬剤業務を実施していないといけません。専任なので、50%以上の時間を費やしていることが必要です。薬剤師の給料600万円*0.5ということで、年間300万円程度以上稼げそうなら、算定を目指すと良いと思います。この病棟薬剤業務実施加算2単体だと、まあまあの点数だと思うのですが、ただし、病棟薬剤業務実施加算1が取れていないとそもそも算定できませんので、ご注意ください。
全ての病棟に専任の病棟薬剤師の配置は、なかなかハードルが高いので、それをカバーさせる目的もあっての点数なのかなとも考えます。
ある意味、ここでも、救急医療専門病院に関して、手厚い改定と言えるのかもしれません。

 

他にも下記の変更があります。

2.救命救急入院料等における薬剤管理指導に対する評価の見直しを行う。

【薬剤管理指導料】
1 救命救急入院料等を算定している患者に対して行う場合 430点
  ⇒削除

救命救急入院料等における薬剤管理指導に対する評価の見直しということで、「救命救急入院料等を算定している患者に対して行う場合 430点」がついていたのですが、無くなりました。まあ、救命救急での薬剤管理指導を取ることは難しい面があったということで、仕方ないのかなと思います。

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引用・参考:中央社会保険医療協議会総会審議会資料 |厚生労働省

 

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