平成28年度(2016年度)診療報酬改定の「個別改定項目について」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。
一般急性期病院において、今回の改定における、最重要ポイントとなるのは、やはり7対1入院基本料維持のための、看護必要度25%以上堅持!でしょう。
【Ⅰ-1(医療機能の分化・強化/入院医療の評価)-①】7 対 1 入院基本料等の施設基準の見直し(一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の見直し)
皆さんの施設では、シミュレーションは実施できていますか?
当院では看護部が中心となり、看護師の皆さんの協力のもとで実施してもらえています。その結果を、こちらでもちらっとお伝えしてみましょう。現在、29%程度になっております。
なんとか看護必要度25%以上を達成していけそうです。
過去データを抽出してのシミュレーションの方では、直近の状況でだいたい27%~28%程度となりました。現行の評価項目で20%~22%程度でしたので、評価項目が変わることで6%~7%程度の上昇となりそうだということです。
つまり、過去の実績データを見てもらって、それに6%程度をプラスして、たえず25%以上を達成できているのでしたら、まあ、大丈夫な可能性が高いと考えて良いのではないでしょうか?
病院によって、手術の実施状況など違うでしょうから、一概には言えませんが、一般急性期の病院で、開腹や開胸の手術、骨の観血的手術などもかなりの件数があるのであれば、上記のような考え方で、見てもらえればと思います。
変更点についての 詳しい情報は、下記をご覧ください。
シミュレーション方法の検討については、下記をご覧ください。
引用・参考:中央社会保険医療協議会総会審議会資料 |厚生労働省