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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

高額な医療を要する患者さんの場合に悩んでいたのが一部解消されます「短期滞在手術等基本料3の見直し」平成28年度診療報酬改定2016

病院情報 診療報酬改定2016

※平成28年度(2016年度)診療報酬改定の「個別改定項目について」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。

現行では、短期滞在手術の算定対象となる場合、全診療報酬が包括範囲となっていたのですが、それが見直されました。

【重点課題Ⅰ-1(医療機能の分化・強化/入院医療の評価)-⑦】短期滞在手術等基本料3の見直し

第1 基本的な考え方

一定程度治療法が標準化した手術等を新たに短期滞在手術等基本料3の対象とするとともに、一部の手術等について診療の実態に合わせた評価の精緻化等を行う。

第2 具体的な内容

1.短期滞在手術等基本料3について、対象となる手術等を拡大するとともに、包括とされた部分の出来高実績点数に応じた評価の見直しを行う。併せて、診療形態に大きな変化がみられた項目や年齢によって出来高実績点数に大きな違いがみられた項目について、評価の精緻化を行う。

まず上記についてですが、点数が変更される部分があるということです。水晶体再建術が片目なのか両目なのかで分けられたのと、ヘルニア手術が年齢によって評価が変わるようになったということ、そして、新たにシャント拡張と結石破砕、ガンマナイフが追加となったということです。

さて、ここまでは従うしかない改定項目なので取り立てて何も言うことはありませんが、以下については嬉しいと感じる施設も多いのではないでしょうか?

2.短期滞在手術等基本料3の包括範囲について、一部に高額の医療を要する患者がみられることから、包括範囲の見直しを行う。

[包括範囲]
下記以外は包括とする。
①第2章第2部第2節在宅療養指導管理料、第3節薬剤料及び第4節特定保険医療材料料
②人工腎臓
③抗悪性腫瘍剤
④疼痛コントロールのための医療用麻薬
⑤エリスロポエチン(人工腎臓又は腹膜灌流を受けている患者のうち、腎性貧血状態にあるものに対して投与された場合に限る。)
⑥ダルベポエチン(人工腎臓又は腹膜灌流を受けている患者のうち、腎性貧血状態にあるものに対して投与された場合に限る。)
⑦インターフェロン製剤(B型肝炎又はC型肝炎の効能若しくは効果を有するものに限る。)
⑧抗ウイルス剤(B型肝炎又はC型肝炎の効能若しくは効果を有するもの及びHIV感染症の効能若しくは効果を有するものに限る。)
⑨血友病の治療に係る血液凝固製剤及び血液凝固因子抗体迂回活性複合体

 透析患者さんや、抗がん剤治療を行っている患者さん、B肝・C肝等の患者さんについて、短期滞在手術の対象となった場合に、もともとかかっていた部分の費用が取れない事態が発生する可能性があったのですが、それらについて解消されるということです。やっていることを正当に評価されるようになるだけなのですけど、嬉しいですね。

 

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引用・参考:中央社会保険医療協議会総会審議会資料 |厚生労働省

 

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