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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

C項目の定義について具体的内容「一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の見直し」平成28年度診療報酬改定2016

診療報酬改定2016 病院情報 看護関連情報

今回の診療報酬改定における、最重要ポイントのひとつである、7対1入院基本料等の施設基準の見直しに関して、C項目の定義について、その具体的な内容が、下記のように公表されています。

【Ⅰ-1(医療機能の分化・強化/入院医療の評価)-①】7 対 1 入院基本料等の施設基準の見直し(一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」の見直し)

7対1入院基本料等の施設基準の見直しに関しては、すでに何度か記事として書かせていただいています。その影響度シミュレーション方法については下記の記事をご覧になってください。それから今回の記事はご覧いただく方が良いでしょう。

平成28年診療報酬改定(2016)「7対1入院基本料を維持できるのか?一般病棟用看護必要度シミュレーション」について - 病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

さて、今回は、C項目の具体的な定義についてになります。厚生労働省にて3月4日公表の説明会資料により下記のように決まりました。

C項目:手術等の医学的状況の定義について
(共通事項の概要)

①検査のみを実施した場合には評価の対象とはならない
②同一疾患に起因した一連の再手術の場合は初回の手術のみ評価の対象とする
③判断基準に示された術当日からの期間については術当日を含む日数である

項目名 定義 留意点
開頭手術
(7日間)
・開頭により頭蓋内に達する方法による手術 ・穿頭及び内視鏡下に行われた手術は含めない
開胸手術
(7日間)
・胸壁を切開し胸腔に達する方法による手術 (胸骨正中切開により縦隔に達するものも含む) ・胸腔鏡下に行われた手術は含めない
開腹手術
(5日間)
・腹壁を切開し腹腔・骨盤腔内の臓器に達する方法による手術 (腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合を含む) ・腹腔鏡下に行われた手術は含めない
骨の手術
(5日間)
・骨切り又は骨の切除・移植を要する手術(指(手、足)の手術は除く)
・関節置換・骨頭挿入に係る手術 ・下肢・骨盤の骨接合に係る手術(指(足)は除く)
・脊椎固定に係る手術又は骨悪性腫瘍に係る手術
胸腔鏡・腹腔鏡手術
(3日間)
・胸腔鏡下に胸腔に達する手術(縦隔に達するものも含む)
・腹腔鏡下に腹腔・骨盤腔内の臓器に達する手術 (後腹膜腔の臓器に達する場合も含む)
全身麻酔・脊椎麻酔の手術
(2日間)
・上記5項目に該当しないもので全身麻酔下、脊椎麻酔下に行われた手術
救命等に係る内科的治療    
  ①経皮的血管内治療
(2日間)
・経皮的な脳血管内治療
・t-PA療法
・冠動脈カテーテル治療
・胸部又は腹部のステントグラフト挿入術
・選択的血管塞栓による止血術
・検査のみの場合は含めない
  ②経皮的心筋焼灼術等の治療
(2日間)
・経皮的心筋焼灼術
・体外ペースメーキング術
・ペースメーカー移植術
・除細動器移植術
・ペースメーカー交換術及び除細動器交換術は含めない
・体外ペースメーキング術は、1入院中に初回に実施した日から2日間までに限り評価を行う
  ③侵襲的な消化器治療
(2日間)
・内視鏡による胆道・膵管に係る治療
・内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術
・肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法
・緊急時の内視鏡による消化管止血術
・検査のみの場合は含めない
・内視鏡的早期悪性腫瘍粘膜切除術又は内視鏡的ポリープ切除術を実施した場合は含めない
・緊急時の内視鏡による消化管止血術は、慢性疾患に対して予定された止血術や硬化療法を行う場合、同一病変について1入院中に再止血を行う場合、内視鏡治療に起因する 出血に対して行った場合等は含めない

これで、はっきりとC項目が決まりました。
シミュレーションの際に、C項目に該当するかどうかの判断に利用してください。
今回の内容で、少し予想外だったのが、同一疾患に起因した一連の再手術の項目については含めてはいけないというところです。
再手術でも、看護必要度が高くなるのは同様に思うのですけど、含めてはいけないということで、悩ましいようにも思いますね。

 

 

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引用・参考:平成28年度診療報酬改定説明会(平成28年3月4日開催)資料等について |厚生労働省