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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に関係する「疑義照会」・「Q&A」情報まとめ【厚生労働省 事務連絡 疑義解釈資料(その1)より】平成28年度診療報酬改定

診療報酬改定2016 看護関連情報

「厚生労働省保険局医療課」より「事務連絡」として、平成28年3月31日に、「疑義解釈資料の送付について(その1)」が公表されました。
今回は、その内容の中から「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度」に関係がありそうな部分をまとめています。どうぞご覧になってください。
※その全体について確認したい場合は、本文下の引用先をご覧ください。

「厚生労働省保険局医療課 事務連絡 疑義解釈資料の送付について(その1)」

疑義解釈ですが、その初めのほうで、「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度」に対する疑義照会が多量に出ています。1ページから6ページまでです。一番の注目ポイントなので、質問も多かったということでしょう。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】
(問1)
「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に係る評価票評価の手引き」において、一部の評価項目において看護職員以外の職種が実施または評価するとあるが、
①具体的にどの項目で、どのような職種が評価できるのか。
②事務職員や看護補助者でも可能か。

(答)
①看護職員以外の職種が実施する可能性のある項目については、「看護職員等」と示している。実施する内容については、各職種の実施できる業務範囲に基づいて実施されたものが評価の対象となり、当該項目について各職種が記録したものも評価の根拠となる。また、各職種の業務範囲の項目であれば、院内研修を受けた上で評価者として評価することができる。
②できない。ただし、転記や入力することは可能。

看護補助者でも評価できる可能性があるのかと思ったのですが、そうではなかったようですね。まあ、看護必要度は看護師がするものというのが定着しているので、この疑義解釈はあまり気にしなくてもよいかもしれませんね。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】
(問2)
「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に係る評価票評価の手引き」について、新たに加わった「専門的な治療・処置」の「無菌治療室の治療」の定義に「無菌治療室で6時間以上行った場合に評価する」とあるが、
①治療開始時刻は入室時刻としてよいか。
②入室した時刻が19時の場合、評価の対象となるか。
③午前5時に無菌治療室を退室し多床室に移動した場合は対象となるか。

(答)
①よい。
②対象とならない。
③対象とならない。

①と②は当然のこととして、入室が遅い場合も無理なのは残念ですね。
まあ、時間通りということですね。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】
(問3)
「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に係る評価票評価の手引き」について、「C 手術等医学的状況」において、手術の開始時刻及び終了時刻が0時をまたぐ場合、日数はどのように数えるのか。

(答)
手術が終了した日を手術当日として評価する。

手術開始ではなく、手術が終了した日としてよいということですね。
当然のことですが、逆でなくてよかったですね。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】
(問4)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目共通事項において、「同一疾患に起因した一連の再手術の場合は、初回の手術のみ評価の対象とすること。」とあるが、
①予定手術として二期的に手術を行う場合も初回の手術のみが評価の対象となるのか。
②救命等に係る内科的治療において、同一疾患に起因した一連の再治療の場合の取り扱いはどうなるのか。

(答)
①予定手術として二期的に手術を行う場合は、それぞれの手術が評価の対象となる。
②同一疾患に起因した一連の再治療が一回の入院中に行われる場合は、初回の治療のみ評価の対象となる。なお、予定していたものとして二期的に治療を行う場合は、それぞれの治療が評価の対象となる。

予定として二期的に行う場合には、それぞれで評価の対象としてよいこととされましたね。一連ではだめなのかと思いましたので、少し良かったですね。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】
(問5)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の開腹手術について、「腹壁を切開し腹腔・骨盤腔内の臓器に達する方法(腹膜を切開せず後腹膜腔の臓器に達する場合を含む)により手術が行われた場合に評価する」とあるが、腹壁を切開しない方法で腹腔・骨盤腔又は後腹膜腔の臓器に達する手術は、対象となるのか。

(答)
対象とならない。

開腹手術についての質問です。
腹壁を切開しない方法で腹腔・骨盤腔又は後腹膜腔の臓器に達する手術を行った場合は、対象とならないとのことです。まあ、当然といえば当然ですね。開腹してなければだめということです。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】
(問6)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の骨の手術の「骨切り若しくは骨の切除・移植を要する手術(指(手、足)の手術は除く)」において、区分番号「K033」筋膜移植術、区分番号「K034」腱切離・切除術(関節鏡下によるものを含む。)、区分番号「K035」腱剥離術(関節鏡下によるものを含む。)、区分番号「K035-2」腱滑膜切除術、区分番号「K037」腱縫合術、区分番号「K037-2」アキレス腱断裂手術、区分番号「K039」腱移植術(人工腱形成術を含む。)、区分番号「K040」腱移行術、区分番号「K042」骨穿孔術、区分番号「K043」骨掻爬術、区分番号「K066」関節滑膜切除術、区分番号「K066-2」関節鏡下関節滑膜切除術、区分番号「K066-4」関節鏡下滑液膜摘出術、区分番号「K067」関節鼠摘出手術、区分番号「K067-2」関節鏡下関節鼠摘出手術は含まれるか。

(答)
含まれない。

(問7)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の骨の手術の「骨切り若しくは骨の切除・移植を要する手術(指(手、足)の手術は除く)」において、区分番号「K320」アブミ骨摘出術・可動化手術等、頭頸部の骨の切除・移植を要する手術は含まれるか。

(答)
含まれる。ただし、軟骨のみの操作で骨の操作を伴わないもの、開窓や穿孔のみの操作で骨の切除を伴わないものは対象とならない点に留意すること。

(問9)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の骨の手術の「下肢・骨盤の骨接合に係る手術」について、抜釘術は含まれるのか。

(答)
含まれない。

(問10)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の骨の手術の「骨悪性腫瘍に係る手術」において、区分番号「K439」下顎骨悪性腫瘍手術、区分番号「K442」上顎骨悪性腫瘍手術等、頭頸部の骨に対する悪性腫瘍の手術は含まれるか。

(答)含まれる。ただし、軟骨のみの操作で骨の操作を伴わないものは対象とならない点に留意すること。

骨の観血的手術の項目についての質問です。
こまかくいろいろ質問されていますが、そもそも骨の観血的手術であることを考えるに、違っていて当然なので、あまり期待していなかったことを質問されていますね。まあ、はっきりして良かったです。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】

(問11)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目「全身麻酔の手術」について、静脈麻酔によるものも含まれるのか。

(答)静脈麻酔で行われたもののうち、区分番号「L008」マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔として実施されたものであれば含まれる。

麻酔についての質問です。
静脈麻酔のうち、「区分番号「L008」マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔として実施されたものであれば含まれる」と回答されました。全身麻酔の分だけ含まれるということですね。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】

(問12)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の救命等に係る内科的治療における①経皮的血管内治療の「脳血管内治療」の中に、区分番号「K178」脳血管内手術、区分番号「K178-2」経皮的脳血管形成術、区分番号「K178-3」経皮的選択的脳血栓・塞栓溶解術、区分番号「K178-4」経皮的脳血栓回収術は含まれるのか。

(答)含まれる。

 脳血管内治療の詳細な項目を知りたくて質問したのでしょう。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】

(問13)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の救命等に係る内科的治療における①経皮的血管内治療の中に「冠動脈カテーテル治療」とあるが、区分番号「K546」経皮的冠動脈形成術、区分番号「K547」経皮的冠動脈粥腫切除術、区分番号「K548」経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの)、区分番号「K549」経皮的冠動脈ステント留置術、区分番号「K550」冠動脈内血栓溶解療法、区分番号「K550-2」経皮的冠動脈血栓吸引術、区分番号「K570-3」経皮的肺動脈形成術は含まれるのか。

答)含まれる。

カテによる冠動脈治療は、どの手技でも含まれると思ってよさそうですね。
形成術とステントだけとかに、絞り込まれることがなくてよかったようにも思います。
まあ、当然といえば当然ですが。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】

(問14)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の救命等に係る内科的治療における①経皮的血管内治療の「選択的血管塞栓による止血術」について、肝動脈塞栓術は含まれるか。

(答)含まれる。

(問15)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の救命等に係る内科的治療における②経皮的心筋焼灼術等の治療の中に「経皮的心筋焼灼術」とあるが、区分番号「K595」経皮的カテーテル心筋焼灼術、区分番号「K595-2」経皮的中隔心筋焼灼術は含まれるのか。

(答)含まれる。

(問16)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の救命等に係る内科的治療における③侵襲的な消化器治療の中に、「内視鏡による胆道・膵管に係る治療」とあるが、区分番号「K682-3」内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術、区分番号「K685」内視鏡的胆道結石除去術、区分番号「K686」内視鏡的胆道拡張術、区分番号「K687」内視鏡的乳頭切開術、区分番号「K688」内視鏡的胆道ステント留置術、区分番号「K708-3」内視鏡的膵管ステント留置術は含まれるのか。

(答)含まれる。

(問17)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のC項目の救命等に係る内科的治療における③侵襲的な消化器治療の「内視鏡による胆道・膵管に係る治療」について、区分番号「K682-2」経皮的胆管ドレナージ術、区分番号「K689」経皮経肝胆管ステント挿入術、区分番号「K691-2」経皮的肝膿瘍ドレナージ術などの経皮的な治療は含まれるのか。

(答)含まれない。

救命等に係る内科的治療に関しても、細かい確認が何点かされたということですね。
今回、「救命等に係る」という文言で制限がされているので、どこまでの範囲が含まれるのかが、少し悩ましかったので、質問も多かったのだと思います。
しかし、含まれるものと含まれないものの差が小さいように思います。これを現場で判断しないといけないので、なかなか難しいですね。

【一般病棟用の重症度、医療・看護必要度】

(問18)
7対1入院基本料を算定するものとして届け出た病棟において、一部の病室を区分番号「A308-3」地域包括ケア入院医療管理料又は区分番号「A306」特殊疾患入院医療管理料を算定す
る病室として届け出ている場合、当該特定入院料を届け出ている病室に入室している患者について、7対1入院基本料における「重症度、医療・看護必要度」の測定の対象であるか。

(答)
7対1入院基本料を算定しない病室に入院している患者であることから、7対1入院基本料における「重症度、医療・看護必要度」の測定対象とはならない。

7対1入院基本料を算定していない病室の患者は、看護必要度の測定対象とはならないと、明示されました。

以上が、看護必要度にかかる疑義照会ということですね。
ほかにもいろいろ、疑義解釈の回答が出ています。
順次確認をしていくことにします。

全体を確認したい方は、下記リンク先をご覧になってください。

引用:http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=344633&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000119348.pdf

 

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引用・参考:

www.mhlw.go.jp

 

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