病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

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厚労省予算案(医療ICT)の243億円は、マイナンバーカードを健康保険証としての利用するためだけの費用なのか?

先日、Yahooのトップニュース(読売新聞社の記事)として、

病院でもマイナンバーカード、保険証代わりに (読売新聞) - Yahoo!ニュース

が掲載されました。情報の元となったのは、厚生労働省の予算案でしょうか?

予算案の概要は、下記に掲載されています。

平成29年度厚生労働省所管予算案関係|厚生労働省

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引用:厚生労働省

 

厚労省予算案の243億円は、マイナンバーカードを健康保険証としての利用するためだけの費用なのか?

 

このニュースで、勘違いされた方も多かったように思いますが、急に決まったわけではなく、これは以前よりスケジュールされていた内容になります。マイナンバーが出た段階ですでに医療への適用も想定されていました。

また病院に対するバラマキか?って勘違いされる方も多いようですが、それこそ勘違いで、243億円程度の予算では、全国各病院のシステム構築費は病院持ちになる可能性のほうが高いように思われます。

厚生労働省予算案の「医療のICT化・保険者機能の強化」の項目として計上されている243億円は、マイナンバーカードを保険証がわりにするためだけの費用と勘違いされているようですが、先日、こちらのサイトで書かせていただきました、これからの医療情報連携ネットワーク「医療情報連携ネットワークの方向性、日本医師会・厚労省の思惑?」に対する費用という面が強いように思います。

もちろん、その中にはマイナンバーカードのICチップを医療等IDに利用することも想定されているため、含まれているとも言えますが、それでは目的の内の一部分しか見ていないように思われます。

何が言いたいのかというと、システム構築は病院にとっても持ち出しの大きい可能性があるということです。今後システムが起ちあがり、全国規模で本格運用を行う段階で、各医療機関向けにさらに予算を組んでもらえるのであればよいのですが、注視していくことが必要でしょう。