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病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをメモってまとめてる備忘録的なブログです。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

「個人情報保護法完全施行に向けての動向」医療ビッグデータ利活用の道を維持するために

医療関係法令・規則 情報セキュリティ 病院情報

「個人情報保護法完全施行に向けての動向」医療ビッグデータ利活用の道を維持するために

 

個人情報保護法完全施行の動向

日本は世界に先駆けて、少子・超高齢化社会に向かっています。そんな中なので、医療研究はやはりオールジャパンで支援をしたい。健康関連・生活支援の産業を盛り上げていきたい。そのためにも、個人情報保護法に特例を設けて、学術目的での利用については、今までと同様、個人情報からは省く方向としたい。そのための法案を今国会にて提出する準備をしているようです。

 

医療ビッグデータの利活用とは?

少子・高齢化社会は、先進国であれば経験するでしょうから、そのための産業を創出し、ICTを使ってもっと効率的に患者のためになることをできるような環境を作りたい。例えば全国規模で診療情報のインプットデータとして、レセプト情報が溜まってきています。しかし、複数の医療機関に患者がかかることで、データが分散してしまうことも一因となり、アウトカムに関するデータの利活用が十分にできていなかったようです。

その薬が効くのか、いつ止めればよいのかなどの指標としてのデータが欲しくても、それを集められない状況がありました。その利活用を積極的にしていきたいと思う一方で、患者情報は機微な情報であり、特別な配慮が必要で、制度として作れるかどうかを調べているとのことでした。

もちろんこれだけではありませんが、こういったことを目的に、集められた医療情報(医療ビッグデータ)を活用していくということです。

 

医療情報匿名加工・提供機関(仮称)

今後、患者が医療機関を受診した際に、ちゃんと本人にフィードバックできるのであれば、同意のうえでデータを渡すことも可能な状態とし、認定を受けた機関がちゃんと匿名化したデータを製薬企業に出すのであれば、それは許可します等ができるようにしたい。また、そのための認定機関としての代理機関制度は「医療情報匿名加工・提供機関(仮称)」として行いたいとのことでした。

 

個人情報の安全性は?

ビッグデータの分析を行いたいが、個人情報保護もしたい。多量のデータが集まってきた際に漏れた場合どうなるのか?患者への説明責任は?そういったことも含め、国民に説明し理解してもらうことが必要で、組織的に安全策をとる多層防御となるような仕組みについても検討しているようでした。

本人を再特定できないような保護を行いつつ、医療情報の追跡ができるトレーサビリティも実現したい。また、データ解析により、人工知能による診療支援のシステム。例えば内視鏡の画像で病変部を自動でアラート表示できるような仕組みを作るといったことも、医療機器メーカーに100万枚以上の画像を集め提供していけば、診療支援の人工知能システムの開発も加速すると考えているとのことでした。

 

パラダイムシフトのスケジュール

それらのパラダイムシフトのスケジュールとしては、AIを使ったシステムは2020年の診療報酬改定の際に、医療等IDについては、2018年から段階的に運用し2020年までには実運用を予定。医療連携ネットワークについては、クラウド化も行い、2020年には全国規模に拡大し、公的なナショナルデータベースも医療介護保険統合データベースとして2020年までには連結して集め統合したいとのことでした。

そのための「医療情報匿名加工・提供機関(仮称)」が、国会の審議しだいではあるのですが、5月ぐらいには法案を通して欲しいと思っているとのことでした。 こういった状況なので、「このようなデータが使いたいと思うがどうか?」などの意見を求めているとのことでした。

 

せっかく集まったデータはやはり利活用したいものです。もちろん利活用しやすいデータとなるようにもしていきたいものです。各学会を通してなどして、意見を求めているとのことなので、ぜひより良いものとしてくためにも、意見をあげていきましょう。