病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2018。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

大病院から患者が流れてくる?「Ⅰ-4 外来医療の機能分化、重症化予防の取組の推進」(中小規模一般急性期病院向けまとめ)

※平成30年度(2018年度)診療報酬改定の「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(現時点の骨子)」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。

今回は「外来医療の機能分化、重症化予防の取組の推進」について確認してみます。

病院から患者が流れてくる?「Ⅰ-4 外来医療の機能分化、重症化予防の取組の推進」(中小規模一般急性期病院向けまとめ)

Ⅰ-4 外来医療の機能分化、重症化予防の取組の推進

(1) 紹介状なしで大病院を受診した初診の患者及び大病院において継続的な診療の必要性を認めない再診の患者から定額負担を徴収する責務がある医療機関の対象範囲を拡大するとともに、初診料及び外来診療料の病床数の要件を見直す。

(2) 大病院とその他の医療機関との機能分化を推進する観点から、病床数500床以上を要件としている診療報酬の取扱いについては、原則として、病床数400 床以上に見直す。

(3) 外来医療のあり方に関する今後の方向性を踏まえ、外来医療における大病院とかかりつけ医との適切な役割分担を図るため、より的確で質の高い診療機能を評価する観点から、かかりつけ医機能を有する医療機関における初診を評価する。

(4) 薬価調査が適切に実施される環境整備を図るため、現在検討中の「流通改善ガイドライン」を踏まえ、初診料、再診料及び調剤基本料等の未妥結減算に係る報告に併せて、単品単価契約率及び一律値引き契約に係る状況の報告を求めるなどの見直しを行う。

(5) 生活習慣病の重症化予防を推進する観点から、生活習慣病管理料について、療養計画書の記載項目への血糖や血圧の目標値の追加、特定健診・特定保健指導との連携及び学会のガイドライン等の診療支援情報等の活用に関する要件を追加する。(Ⅰ-2(4) 再掲)

(6) 糖尿病の透析予防を推進するため、糖尿病透析予防指導管理料の腎不全期患者指導加算の対象患者を拡大する。

まずは、 大病院の定義が、500床から400床になるということでポイントしょう。それに追加して、現行の「特定機能病院及び一般病床500床以上の地域医療支援病院については、現行の選定療養の下で、定額の徴収を責務とする」の範囲が、どう変化するかが、気になるところです。

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H30.1.10

範囲の制限が今より広がり、さらに400床以上の病院で選定療養費の強制徴収が発生することになるのであれば、ひょっとすると、今よりは患者が中小に流れるかもしれません。ですが範囲次第では影響は限定的かもしれません。ただ、軽い病態の患者で大病院がパンクする傾向にあるのは事実で、それを、地域の診療所や中小に流したいという思惑があるのは事実です。

他では、かかりつけ医機能を持つ病院を評価というのが気になるところです。かかりつけ医機能を持てる病院は、周囲の診療所との関係性を考慮しつつ、かかりつけ医としてやっていくことも考えておいた方が良いかもしれません。

 

新しく、平成30年度診療報酬改定についての中小規模の一般急性期病院向けのまとめを、下記にて行っております。

目次:平成30年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2018 - 病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

medical-info.hateblo.jp

参考・引用:中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会) |厚生労働省

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