病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2018。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

平成30年度診療報酬改定:中医協情報「Ⅰ-6 国民の希望に応じた看取りの推進」(中小規模一般急性期病院向けまとめ)

※平成30年度(2018年度)診療報酬改定の「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(現時点の骨子)」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。

今回は「国民の希望に応じた看取りの推進」を確認してみます。まず言えることは、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」の存在を広め、それに則った運用を推進したいのだろうということでしょう。

平成30年度診療報酬改定:中医協情報「Ⅰ-6 国民の希望に応じた看取りの推進」について

Ⅰ-6 国民の希望に応じた看取りの推進

(1) 訪問診療のターミナルケアに係る評価について、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」等も含めた対応をすることを要件とする。また、訪問看護のターミナルケアに係る評価について、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」等も含めた対応をすることを要件とするとともに、その評価を充実させる。

(2) 地域包括ケア病棟入院料及び療養病棟入院基本料について、在宅等からの患者の受入れに係る加算等の要件に、入院時に関係機関と連携し、治療方針に関する患者・家族の意思決定に対する支援を行う体制を構築することなどを追加する。(Ⅰ-1(11) 再掲)

(3) 医療機関を含む関係機関等が連携し、患者の希望に沿った看取りを患者が入院した医療機関において行った場合も、入院するまでの間、当該患者に対して訪問診療を行っていた医療機関の看取り実績や訪問看護のターミナルケアの実績となるよう、取扱いを見直す。

(4) 要介護被保険者等である末期のがん患者に対し、訪問診療に係る医学管理料を算定する場合について、患者のケアマネジメントを担当する介護支援専門員との情報共有を要件とする。

(5) 訪問診療を提供する末期のがん患者のターミナルケアに際して、在宅で酸素療法を行う場合の評価を新設する。

(6) 特別養護老人ホーム等の入所者に対して、外部の医療機関や訪問看護ステーションがターミナルケアを含む往診・訪問診療等を提供した場合、施設の体制に応じて、ターミナルケアに係る診療報酬等の算定を可能とする。

どのような評価となるのかわかりませんが、上記からはガイドライン(患者の意思を尊重した人生の最終段階における医療体制について |厚生労働省)を広めたいという意図を強く感じます。

f:id:isomed:20180121215851j:plain

以前に言われていた「終末期医療」から「人生の最終段階における医療」と言葉が変わり、受け入れやすくなったように思います。いずれにせよ人は必ず死を迎えます。そのための意思決定をどのように進めるかというのは、必ず向き合わなければいけない問題ですから。ガイドライン、ご存知ない方は是非ご覧になっておいてください。

さて、話がそれましたが、この項目では他に、看取りやターミナルケアの実績が、最終の施設のみでなく、在宅訪問診療を行った施設側でも実績となるように変わるようです。

f:id:isomed:20180121221228j:plain

 患者の希望により最終が病院へとなることで、直前まで関わっていた事業者側では実績がカウントされないというのも、変な話しだったので、これは良かったのではないでしょうか。

 

新しく、平成30年度診療報酬改定についての中小規模の一般急性期病院向けのまとめを、下記にて行っております。

目次:平成30年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2018 - 病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

medical-info.hateblo.jp

参考・引用:中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会) |厚生労働省

f:id:isomed:20160119001912p:plain