病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2018。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

認知症に対してより高く評価されるように?「Ⅱ-1-2 認知症の者に対する適切な医療の評価」(中小規模一般急性期病院向けまとめ)

認知症の患者に対しては、より手厚い看護が必要な状況がありました。そこに対しての評価がなされるのは良いことだと思っております。

※平成30年度(2018年度)診療報酬改定の「平成30年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(現時点の骨子)」(中央社会保険医療協議会:厚生労働省)から、 中小規模一般急性期病院で気になる点についてまとめています。

認知症に対してより高く評価されるように?「Ⅱ-1-2 認知症の者に対する適切な医療の評価」(中小規模一般急性期病院向けまとめ)

Ⅱ-1-2 認知症の者に対する適切な医療の評価

(1) 処置等を受ける認知症又はせん妄状態の患者をより適切に評価するよう重症度、医療・看護必要度の判定基準を見直す。(Ⅰ-3(2)①ア再掲)

(2) 地域包括ケア病棟のうち認知症等の患者が一定割合以上入院する病棟について、夜間の看護職員の配置に係る評価を新設する。

(3) 老人性認知症疾患療養病棟に係る介護保険制度の改正や認知症治療病棟における入院患者の現状等を踏まえ、長期に療養が必要な認知症患者等に配慮した評価等を充実させる。

(4) 認知症疾患医療センター運営事業の見直しを踏まえ、連携型認知症疾患医療センターとかかりつけ医が連携した取組について評価を行う。また、認知症患者の診療を担当するかかりつけ医が、認知症専門医等と連携して行う質の高い医療の提供を評価する。

「処置等を受ける認知症又はせん妄状態の患者をより適切に評価するよう重症度、医療・看護必要度の判定基準を見直す」との部分ですが、案としては、下記の「見直し案2」となる方向が有力となってきております。

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 これにより、重症度、医療・看護必要度はより高い方向へシフトします。認知症やせん妄の患者の場合、実際に看護必要度が高いわけですから、この評価を取り入れることは良かったと思うところです。ただ、「Ⅰ-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価」の解説ページでも述べましたが、看護必要度を現行の25%から、32%程度まで引き上げようという話もかなり有力になってきており、慎重に様子を診なければいけない点でもあります。

(2)の「地域包括ケア病棟のうち認知症等の患者が一定割合以上入院する病棟について、夜間の看護職員の配置に係る評価を新設する」については、新設での評価ということで、どのような点数になるかはわかりませんが、嬉しい点のひとつではないでしょうか。

 

新しく、平成30年度診療報酬改定についての中小規模の一般急性期病院向けのまとめを、下記にて行っております。

目次:平成30年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2018 - 病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

medical-info.hateblo.jp

参考・引用:中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会) |厚生労働省

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