病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2018。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

速報!中医協が個別改定項目(その1)を公表「急性期一般入院基本料と地域一般入院基本料など」

本日の「中央社会保険医療協議会 総会(第386回)」において、個別改定項目(その1)が公表されました。その内容の詳細については、また別ページにまとめ目次を作成し、じっくりと読み解いてみようと思っておりますが、まずは、速報をお知らせいたします。

速報!中医協が個別改定項目(その1)を公表
「急性期一般入院基本料と地域一般入院基本料など」

やはり、以前から検討されていたように、「一般病棟入院基本料(7対1、10 対1)について再編・統合」されて、新たに「急性期一般入院基本料」に、そして、「一般病棟入院基本料(13 対1、15 対1)について再編・統合」されて、新たに「地域一般入院基本料」とされました。

点数はまだ出ておりませんし、重症度、医療・看護必要度Ⅰの基準割合についてもまだ出ておりませんが、急性期一般入院料1は現行の7:1と同様な感じで、2と3は、それぞれが、届け出前3カ月間、順次で上の基準を届け出ていることが要件ですので、徐々に点数を落として、急性期一般入院料4以下で落ち着くような形でしょうか。あるいは、季節的に7:1が取れる時もあれば、そうでない時もというようなかたちで、行ったり来たりもありえそうです。また、一番下の急性期一般入院料7については、必要度の評価を行っていさえすればよいとされました。

重症度、医療・看護必要度Ⅰ・Ⅱとの文言が、新たに登場しておりますが、それは、
一般病棟用の重症度、医療・看護必要度Ⅰ:現行
一般病棟用の重要度、医療・看護必要度Ⅱ:診療実績データを用いた評価
とされています。つまり、データを用いた評価とするかどうかを検討されておりましたが、今回はどちらでも良いとされたということです。

まだ看護必要度の割合は出ていませんが、「現行の病棟群単位での届出及び許可病床数が 200 床未満の7対1一般病棟における重症度、医療・看護必要度の基準値に係る経過措置については、廃止し、急性期一般入院料2の要件を満たしているものとする」の項にて、経過措置として、「平成 30 年3月 31 日に別表2の左欄に掲げる病棟については、平成○年○月○日までの間、右欄に掲げる入院料の基準を満たしているものとする」とあります。

f:id:isomed:20180125083938j:plain

ということは、急性期一般入院料2は25%程度の可能性が高くなったようにも思います。ですが、下記のように、現行の「看護必要度加算1の施設基準」が、「急性期一般入院料4の施設基準」と同等となりそうな記述もあります。

f:id:isomed:20180125085728j:plain

そうすると、急性期一般入院料1と、4の間に、2と3があるわけで、2は、25%より上になりそうでもあります。いろいろ悩むところですが、そうなるとやはり、急性期一般入院料1は30%ではないか?と思うところです。わかりませんが、いかがなものでしょうか?

そして、「重症度、医療・看護必要度の判定基準の見直し」については、以前からの情報通りに、C項目の「開腹手術」に関して、5日間⇒4日間に変更になり、また、「モニタリング及び処置等に係る得点(A得点)が1点以上、患者の状況等に係る得点(B得点)が3点以上で、かつ「B14 診療・療養上の指示が通じる」又は「B15 危険行動」のいずれかに該当」が追加となりました。そして、診療実績データを用いた評価については、「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のA 項目及びC 項目に対応する診療報酬請求区分について、診療実績データを用いて、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度のB 項目とあわせて該当患者割合を判定する手法を、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の評価として設け、医療機関が現行の評価方法と当該方法とを選択できるようにする」とされ、データによる評価と現行通りでの評価の併設となりました。

他に、一般急性期病院として、気になったところは、

・地域包括ケア入院医療管理料の細分化が、ここまで細かくなるとはと思った点。地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料の施設基準に「オ 訪問看護ステーションが当該保険医療機関と同一の敷地内にあること。」として、訪看の併設が義務が完全に盛り込まれたことに少し驚きました。

・回復期リハビリテーション病棟入院料1には管理栄養士がリハビリテーション実施計画等の作成に参画し、関与することが求められるようにはなりましたが、専任については、望ましいとされるまでとなりました。

・短期滞在手術がDPCを優先することとなりました。

などなど、まだまだ、中身を把握しきれておりません。あらたに目次のページを作成して、これからじっくり中身を分析していこうと思っているところです。

medical-info.hateblo.jp

 

 

参考・引用:中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会) |厚生労働省

f:id:isomed:20160119001912p:plain