病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2018。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

急性期病院の新規入院患者数にも影響?「Ⅰ-1ー⑫ 救急・在宅等支援病床初期加算等の見直し」:診療報酬改定2018

平成30年度診療報酬改定の「個別改定項目について」から、今回は、地域包括ケア病棟入院料および療養病棟入院基本料の救急・在宅等支援病床初期加算等の見直しについて検討します。この変化は、ひょっとすると、地味に一般急性期病院の新規入院患者数に影響を及ぼすのではないかと思っております。

急性期病院の新規入院患者数にも影響?「Ⅰ-1ー⑫ 救急・在宅等支援病床初期加算等の見直し」:診療報酬改定2018

第1 基本的な考え方

地域包括ケア病棟入院料の救急・在宅等支援病床初期加算及び療養病棟入院基本料の救急・在宅等支援療養病床初期加算について、入院前の居場所により患者の状態等が異なることから、評価を区別する。また、在宅等から入院した場合の加算について、患者の希望に沿った看取りを支援する観点から、加算の要件を含め見直す。

第2 具体的な内容

1.地域包括ケア病棟入院料の救急・在宅等支援病床初期加算及び療養病棟入院基本料の救急・在宅等支援療養病床初期加算について、急性期医療を担う一般病棟からの患者の受入れと、在宅からの患者の受入れを分けて評価する。

2.また、在宅等からの患者の受入れに係る加算の要件に、入院時に関係機関と連携し、治療方針に関する患者・家族の意思決定に対する支援を行う体制を構築することなどを追加する。なお、入院前の居場所に関して、介護医療院が「住まい」の機能を有する施設であるとの考え方から、在宅と同様に扱う。

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地域包括ケアシステムの中で、国としては以前より、地域包括ケア病床にて、自宅等からのサブアキュートの受け入れを積極的に行って欲しいという思いがありました。それを強く働きかけてきた改定だと思います。自宅等から受け入れることで、地域包括ケア病床入院料の救急・在宅等支援病床初期加算や療養病棟入院基本料の救急・在宅等支援療養病床初期加算が、150点だったものが、2倍の300点になりました。ひょっとすると、地域包括ケアをもっている病院で、自宅からの受け入れをより頑張りたいという思惑が働くことで、急性期への流れが弱まる可能性もあるかもしれません、影響をじっくり見ていくことが必要かもしれません。

2.療養病棟入院基本料、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料1、3において、病棟の特性を踏まえ、医療機関での看取りの方針を定めておくことを要件とする。

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療養病棟入院基本料、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料1、3において、、厚生労働省「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」等の内容を踏まえ、看取りに関する指針を定めていることが要件とされました。必ず目を通して、指針を定めておきましょう。

 

目次:平成30年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2018 - 病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

medical-info.hateblo.jp

参考・引用:中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会) |厚生労働省

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