病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

病院・看護・医療に関する話題の情報トピックスをまとめている備忘録です。旬の話題は診療報酬改定2018。掲載している情報は、必ずご自身で内容をご確認ください。記載が不正確であったことにより生じたいかなる損害に関しても、私は責任を負いかねます。

特別な関係でも算定可能に「Ⅰ-5ー⑥ 入退院(所)時の医療機関等と訪問看護との連携」平成30年度診療報酬改定(中医協:個別改定項目)

平成30年度診療報酬改定の「個別改定項目について」から、今回は、入退院時の医療機関等と訪問看護との連携についてみていくことにしたいと思います。

特別な関係でも算定可能に「Ⅰ-5ー⑥ 入退院(所)時の医療機関等と訪問看護との連携」平成30年度診療報酬改定2018(中医協:個別改定項目)

訪問看護ステーションと病院との連携促進をはかる内容となっております。中小規模の一般急性期病院でも、同一グループで訪問看護ステーションをお持ちのところも多いと思います、こちらは要チェックで、ぜひ算定をする仕組みづくりをはかると良いと思います。

第1 基本的な考え方

医療機関等と訪問看護ステーションとの連携を推進するため、以下のような見直しを行う。
1.退院に向けた医療機関等と訪問看護ステーションの共同指導や連携に関する評価を充実する。また、退院時共同指導等の連携に関する評価について、特別の関係にある医療機関と訪問看護ステーション等が連携する場合の取扱いを見直す。
2.患者が医療機関等に入院又は入所するにあたり、患者に合わせた療養生活の支援が継続されるよう、主治医が訪問看護ステーションから提供された情報を併せ、入院又は入所する医療機関等に情報提供を行う場合の評価及び訪問看護ステーションによる情報提供の評価を設ける。

以前より、たとえ同じグループの施設への紹介においても、皆様の病院でも、お互いの情報連携をして業務は行っていたと思いますが、訪問看護ステーションとの間で、患者情報を連携することの重要性を、国としては認めているので、点数をつけることで、その促進をはかりにきたところかと思います。 

第2 具体的な内容
1.退院に向けた医療機関等と訪問看護ステーションの退院時共同指導の評価を充実する。また、連携に関する評価において、特別の関係にある医療機関等と訪問看護ステーションが連携する場合も算定できるように見直す。

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具体的な内容としては、 まず、上記のように「連携に関する評価において、特別の関係にある医療機関等と訪問看護ステーションが連携する場合も算定できるように見直す」とされ、「退院時共同指導加算(訪問看護管理
療養費、退院時共同指導料、在宅患者連携指導加算(訪問看護管理療養費)、在宅患者緊急時等カンファレンス加算(訪問看護管理療養費)」の算定が、特別な関係にある施設間でも可能となりました。当院もそうですが、中小規模の一般急性期病院でも、同一グループで訪問看護ステーションを持っているところはかなりあると思います。これはかなり、大きな変化と思っております。ぜひ算定を目指しましょう。

2.患者が医療機関等に入院又は入所するにあたり、主治医が訪問看護ステーションから提供された情報を併せて入院又は入所する医療機関等に情報提供を行う場合の評価及び訪問看護ステーションにおける情報提供の評価を設ける。

診療情報提供料(Ⅰ)
(新) 療養情報提供加算 50 点

[算定要件]
保険医療機関が、患者の同意を得て、当該患者が入院又は入所する保険医療機関、介護老人保健施設又は介護医療院に対して文書で診療情報を提供する際、当該患者に訪問看護を定期的に行っていた訪問看護ステーションから得た指定訪問看護に係る情報を添付して紹介を行った場合は、50 点を所定点数に加算する。

(新) 訪問看護情報提供療養費3 1,500 円

[算定要件]
保険医療機関、介護老人保健施設又は介護医療院(以下、「保険医療機関等」という。)に入院又は入所する利用者について、当該利用者の診療を行っている保険医療機関が入院又は入所する保険医療機関等に対して診療状況を示す文書を添えて紹介を行うにあたって、訪問看護ステーションが、利用者の同意を得て、当該保険医療機関に指定訪問看護に係る情報を提供した場合に、利用者1人につき月1回に限り算定する。
ただし、他の訪問看護ステーションにおいて、当該保険医療機関に対して情報を提供することにより訪問看護情報提供療養費3を算定している場合は、算定しない。

診療情報提供料への加算も、50点ではありますが、訪問看護ステーションでの情報を、提供内容に含めて報告することで、点数がつくのは嬉しいです。また、訪問看護情報提供療養費3として、病院に対する情報提供に点数がついたのは、非常に嬉しいところです。また、上記の1が特別な関係にある医療機関の間での情報共有でも認められたことから、こちらも、同様に認められるのだと思います。ぜひ、情報共有をより密にすることで算定していきましょう。

この項の効果は、地味かもしれませんが、訪看をお持ちの施設にとっては嬉しい改定ですので、ぜひ、情報共有を促進し、算定していくことをお勧めします。

 

目次:平成30年度診療報酬改定「個別改定項目について」中小規模病院向けまとめ2018 - 病院看護医療情報Topicsまとめ(Health and Medical Information)

medical-info.hateblo.jp

参考・引用:中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会) |厚生労働省

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